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SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

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今年度3期目の4年目となった本校のSSH事業。サイエンス日新館構想を掲げて様々な教育活動に取り組んでいます。
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#SSH

「SSH産業社会」での探究活動

「SSH産業社会」での探究活動

本校はSSH指定校として、総合学科の「産業社会と人間」に代えて学校設定科目「SSH産業社会」を1年次に2単位実施しています。生徒は希望によりGSコース(グローカル探究コース)とSSコース(サイエンス探究コース)に分かれて活動しています。
水曜日の6・7校時の「SSH産業社会」の授業を参観しました。(2024/09/11)

まず、学年全員の全体会で、個人PCや情報室使用のルール、ワークシート提出時

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電子顕微鏡から広がる新しい世界

電子顕微鏡から広がる新しい世界

本校の理科実験室には電子顕微鏡が導入されています。
これは「日立ハイテク理科教育支援活動」の協力で長期間借用しているものです。
株式会社日立ハイテクで製造されている卓上電子顕微鏡は、主に大学の研究室などにある高価な実験機材で、高校の理科室に導入されていることは大変珍しく、生徒たちは、電子顕微鏡からのぞく世界に感動と喜びをもって貴重な体験をすることができます。

本校はSSH(スーパーサイエンスハイ

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ぎふ総文でSSH探求部化学班が文化庁長官賞受賞、TUFの番組「明日への一歩」で部活動が紹介されました

ぎふ総文でSSH探求部化学班が文化庁長官賞受賞、TUFの番組「明日への一歩」で部活動が紹介されました

ぎふ総文にSSH探求部の4つのグループが出場

 8月3日〜5日に岐阜県で開催された「清流の国ぎふ総文2024」(全国高等学校総合文化祭)自然科学部門において、本校のSSH探求部の4つのグループが出場しました。
 そのうち、ポスター部門において、科学班の「アラニナト銅水溶液中に生じた赤色薄膜の物質同定と生成過程の解明」が全国第2位にあたる文化庁長官賞を受賞しました。研究が全国に認められた素晴らしい

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SSH 分子生物学実験で遺伝子診断

SSH 分子生物学実験で遺伝子診断

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の事業の一環として、高校2年生サイエンス探究コースの生徒51名が、生命科学に対する興味・関心を高めながら、より高いレベルの知識と思考力を身につけるため、分子生物学実験講座を行いました。(2024/8/6-7)

この講座では、口腔粘膜細胞からDNAを抽出し、アルコールの代謝に関わる遺伝子の変異の有無を調べる実験を行いました。

「ALDH2遺伝子の多型解析」

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「仮説や検証方法の妥当性は?」 SSH探究中間発表で議論

「仮説や検証方法の妥当性は?」 SSH探究中間発表で議論

高校2年生SSHサイエンス探究コースの生徒が、これまでの取り組みについて中間発表を行いました。
各班ごとの発表後、課題は具体的か、仮説に見通しはあるか、仮説を検証できる方法か等様々な質問とそれに対する回答がかわされました。

議論の後は、アドバイスシートに各自記入して、発表した班に渡しました。
これらの議論をもとに、課題テーマ、仮説、検証方法を夏季休業期間にブラッシュアップしていきます。

豊かな世界を目指して・・・「世界はつながっている」「私が起点」

豊かな世界を目指して・・・「世界はつながっている」「私が起点」

SSH事業の一環として、高校1年生を対象にSDGsワークショップを実施しました。(2023/7/5)
SDGsに関する講義を受けた後、3つの世界に属する2~3人のグループに分かれてシミュレーションゲームに参加しました。
シミュレーションゲームでは、刻々と変化していく世界の経済・環境・社会の状況に合わせ、「お金」と「時間」カードを使って世界を発展させるための80種類のプロジェクト(貿易経路の整備、漁

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鶴ヶ城のお堀の水って どんな生態系?

鶴ヶ城のお堀の水って どんな生態系?

高校2年のSSH探究の時間(5月18日)での一コマ 活動のテーマは「事前調査をとおして課題設定につながる情報を収集する」でした。ある班では、鶴ヶ城のお堀の水を採取してきて、どんな微生物が生息しているのか手分けして調べました。

また、ある班ではプラスチックを食べる虫として知られるハチノスツヅリガの幼虫を観察していました。これからプラスチックを分解する働きをどのように取り出すか話し合っていました。

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SSH 只見のブナ林研修

SSH 只見のブナ林研修

高校1年生が、只見のブナ林研修を行いました。(2024/5/29-6/12)
生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)に登録されている只見ブナ林について、特有の自然環境や生物多様性とその保護・保全、持続可能な環境・資源の利活用方法を講義やフィールドワーク調査をとおして理解することが目的です。

現地調査(フィールドワーク)では、只見ブナセンターの職員からの解説を聞いたり、植物サンプルを採取したりしまし

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SSH 月の起源を探る〜小型月着陸実証機SLIMプロジェクトについて〜

SSH 月の起源を探る〜小型月着陸実証機SLIMプロジェクトについて〜

基礎科学の大切さや先進的な科学の存在を知るとともに、生徒の探究活動の動機づけを図る目的として、SSH講演会を高校全生徒と中学3年生を対象に行いました。(2024/05/01)
会津大学コンピュータ理工科学情報システム学部門の本田親寿(ほんだ ちかとし)氏を講師として迎え、「月の起源を探る〜小型月着陸実証機SLIMプロジェクトについて〜」を演題に講演いただきました。

今回の講義では、月の起源や進化

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地熱を学習して 感じたこと 考えたこと

地熱を学習して 感じたこと 考えたこと

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構の主催で行われた地熱学習イベント見学ツアーに本校生徒2名と宮城県の生徒がともに参加しました。(2024/02/03-04)
この見学ツアーは、12月21日に高校1年生の SS(サイエンス探究)コースの生徒を対象に行われた「会津の地熱発電や地熱資源開発についての講義」の関連事業です。

見学した施設は、熊本県北部の小国町の「わいた地熱発電所」。この発電所は、日

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SSH発表会の振り返り

SSH発表会の振り返り

令和5年度SSH校内成果発表会および課題研究発表会を、2月21日、本校を会場にして開催しました。

生徒の振り返りによる感想の一部を紹介します。

「とてもハイレベルな研究の発表が多く、なかなか理解することが難しいものもあったが、今回の発表会を通し、新たな発見や物の見方を得ることができた。また、今後自分が研究活動などをするにあたり、テーマや検証方法、まとめ方などにおいてとても参考になるものが多くあ

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令和5年度SSH校内成果発表会および課題研究発表会

令和5年度SSH校内成果発表会および課題研究発表会

本校は文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け今年で14年目となります。今年度の生徒の活動のまとめとして、そして研究成果等を広く周知するために、令和5年度の発表会を開催しました。(2024/02/21)

本校は、課題研究に係る取り組みとして「総合的な探究の時間」に替えて学校設定科目を設置し、全員履修としています。
併設型中高一貫教育校としての6か年を見通した教育課程と、

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SSH 探究活動発表会

SSH 探究活動発表会

高校1年生のSS(サイエンス探究)コースの生徒による探究活動発表会を「SSH産業社会」学年発表会と並行して行いました。(2024/01/31)
1年次のSSコースの生徒は、関心がある分野ごとに5名程度の班に分かれ、研究テーマを設定して、これまで活動してきました。

発表したテーマ
「重力加速度の測定」(物理)
「ばね定数の測定と最小二乗法」(物理)
「光合成色素と植物の系統の関係」(生物)
「酵素

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探究活動の学年発表会

探究活動の学年発表会

本校では、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)による教育課程上の特例により、高校1年生対象に「産業社会と人間」に替えて「SSH産業社会」、高校2・3年生対象に「総合的な探究の時間」に替えて「SSH探究」を開設し、全員が履修して探究活動を行っています。
それぞれ、地域に根差した探究活動を行う「GS(グローカル探究)コース」と、それに加えて高度な理数探究活動を行う「SS(サイエンス探究)コース」に

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