SSH 分子生物学実験で遺伝子診断
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の事業の一環として、高校2年生サイエンス探究コースの生徒51名が、生命科学に対する興味・関心を高めながら、より高いレベルの知識と思考力を身につけるため、分子生物学実験講座を行いました。(2024/8/6-7)
この講座では、口腔粘膜細胞からDNAを抽出し、アルコールの代謝に関わる遺伝子の変異の有無を調べる実験を行いました。
「ALDH2遺伝子の多型解析」では、自分の口腔粘膜細胞からDNAを取り出 し、PCR法とアガロースゲル電気泳動により、アルコールの分解に関わる ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子を解析し、お酒に強い体質か、弱 い体質かを調べます。
個人ごとにゲノムのDNA配列が異なること、個人 のDNA配列を調べること(遺伝子解析)により、体質を予測できる場合が あることを学びました。
実験をとおして、PCRやゲル電気泳動を体験し、その原理を学びました。