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会津学鳳の校舎建築 その四

会津学鳳中学校・高等学校校舎の設計を手掛けたのは、日本を代表する建築家の原広司氏(原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)です。
東京大名誉教授でもあった原広司氏は、今年1月3日に88歳で逝去されました。ご冥福をお祈りするとともに、生前の功績に敬意を表し、原建築の一部を紹介します。
本校校舎は、原氏の「ディスクリート(離散的集合)」という概念により、多様な集団が使える部屋とスペースにより様々な出会いが生まれるような空間構成になっています。

中学棟内部のアクティビティ・ベルトにある大階段 

大階段は原建築の特徴の一つ。
幅が広い段差には、生徒が腰掛けて集会や写真撮影などに活用されている。

アクティビティ・ベルトにある特徴的な造形の暖房施設
第一体育館と第二体育館にまたがる大屋根の下にある人工芝のピロティ
雨天時や積雪時期の部活動や校外活動の出発式など多目的に活用される
生徒昇降口へのアプローチ 同じ設計者の京都駅に似た雰囲気
生徒昇降口にある機能的な傘立て