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会津学鳳の校舎建築 その壱

会津学鳳中学校・高等学校校舎の設計を手掛けたのは、建築家の原広司氏(原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)です。
原氏は「梅田スカイビル」「京都駅ビル」「札幌ドーム」等の設計で知られる日本を代表する建築家です。また、東京大学で28年にわたり教鞭をとり、日本の現代建築の発展を牽引してきました。

正面の大階段を上ると広大な屋根が柱で支えれれている構造が分かります。

本校を設計するにあたり、原氏は「ディスクリート(離散的集合)」という概念を基に学校づくりを考えられました。
ディスクリートとは「バラバラに離れている個が自由にあらゆる集団を組むことができる」という意味の数学用語です。

3階建ての管理棟と中庭 波を打つような壁面をもつ中学棟 奥正面は円筒形の音楽室 

本校校舎は、この概念を空間構成のコンセプトとして、多様な集団が使える部屋とスペースにより様々な出会いが生まれるような構造になっています。
そのような原建築の一部を紹介します。

3階建ての高校棟、3階はそれぞれ形の違う教室が並んでいます
中学棟内部 廊下であり多様な活動を誘起するスペース(アクティビティ・ベルト)

本校の校舎建築が、「ふくしまの近・現代建築の魅力に触れる旅 ふくしま建築探訪に掲載されました。「ふくしま三つ星建築」として宮沢洋氏のイラストで紹介されています。ぜひご覧ください。