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すべての「弱さ」は「社会の伸びしろ」

中学2年生の「総合的な学習の時間」では、これまで「防災学習」と「支援学校との交流」をテーマに学習してきました。

支援学校との交流事業の一環で、アイマスクを付け、 白杖を使って歩行体験する生徒

12月6日発行の学年通信には、「支援学校との交流」で学んだことについて全生徒のコメントが掲載されました。
「障害があってもなくても、相手のことを理解できれば、だれとでも仲良くなることはできること。」(中学2年女子)
「どんな人でも楽しく遊ぶことができること。ひとはみんな違っていて良し悪しで測れるものではないということ。」(中学2年男子)
「障害を持っていたとしても、きちんとサポートして同じように接すればともに楽しむことができること。」(中学2年男子)
「話せなくても何とかなるということです。これは自分のことです。自分はあまり上手に喋れないのですごい不安だったけれど、やってみると何とかなると思ったこと。」(中学2年男子)
「共生社会を目指すためには、周りのことをも気にかけてみんなが不自由なく過ごせるように積極的に手伝っていくことが、共生社会に少しでも近づけると思ったこと。」(中学2年女子)

福祉体験として、ヘッドホーンや特殊眼鏡、手足の重りなどを装着して、高齢者の日常生活動作を擬似的に体験する生徒

学年通信には、このような文章が添えられていました。
「それが今では障がい者、健常者、関係なく広く利用されています。障がい者にとって便利なものは、健常者にとっても便利だからです。つまり、「すべての弱さは社会の伸びしろ。」ひとりが抱える「弱さ」は世界をよくする「力」を秘めています。」
(東洋経済ONLINE「火をつける「ライター」が発明された意外な理由より引用)