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地熱を学習して 感じたこと 考えたこと

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構の主催で行われた地熱学習イベント見学ツアーに本校生徒2名と宮城県の生徒がともに参加しました。(2024/02/03-04)
この見学ツアーは、12月21日に高校1年生の SS(サイエンス探究)コースの生徒を対象に行われた「会津の地熱発電や地熱資源開発についての講義」の関連事業です。

見学した施設は、熊本県北部の小国町の「わいた地熱発電所」。この発電所は、日本初の地域住民主導型の地熱発電所です。小さな発電所ですが、電力を電力会社に売電し、その収益で町の公園整備や農業用水路の整備などの地域貢献活動に役立てられています。

わいた地熱発電施設を見学

生徒たちは、発電所の職員の方や小国町の職員、温泉組合の方から地熱発電施設についての話を聴きました。

発電所職員から話を聴く

参加した生徒の感想
リン恵夢さん(高校1年)
「今回、地熱発電所、行政、温泉組合など立場の違う方たちの話を聴いて、情報伝達の重要性改めて感じた。今回学んだ地熱発電所などのことを、まずは私の家族や学校の友人など身近な人へ伝え、地熱や地熱発電と地域振興について一人でも多く関心を持ってもらえるようにしていけたらと思った。」

阿蘇火山博物館で火山の説明を受ける

長岡寛純さん(高校1年)
「わいた会での地熱発電所建設に至るまでに、推進派、慎重派があったが、住民、行政、温泉組合、事業者などが対話を重ねた結果、現在は非常にうまくいっているという話を直接聞けて対話の重要性を認識した。地元の会津でも地熱発電所やスマートシティ構想などがあるが、一番必要なのは、相手の気持ちを考える心だと思った。地熱や温泉熱を利用した地域の取り組みは、もとからあるエネルギーに付加価値をつけてどのように工夫するかの具体的な成功例を見ることができてよかった。」

地熱を活用した蒸し料理 素材本来の旨味を味わうことができました

生徒たちは、地熱発電とその二次利用について体験をとおして感じ、考えて多くのことを学びました。