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体験をとおして学ぶ「福祉」の授業

家庭科の専門科目「生活と福祉」(高校3年選択科目 小林真理子教諭)では、疑似体験などの実習をとおして学ぶ授業が行われています。
高齢者疑似体験の実習では、耳栓、ゴーグル、手足におもりなどを装着し、高齢になって、目や耳が不自由になった時の身体機能低下や心理的変化を体験。(2023/9/7)
生活上で、どのような不便を感じるかを理解することがねらいです。

関節サポーターと足首おもりを装着して、杖を突いて階段を下りる

車いすの介助の実習では、車いすを押しながら校内を散策。(2023/10/13)
車いす利用時の段差や不自由な点、介護者にはどのような注意が必要かを理解することがねらいです。

下り坂を後ろ向きになり、一歩一歩ゆっくりと下りる

体験した生徒の感想
利用者にとって、坂道の傾きに恐怖を感じ、ほんの少しの段差でも結構な衝撃になっていることが分かった。
車いすに乗ると、全てのものが高く見え、近くを通り過ぎるバイクの音さえ恐怖を感じた。
介助者として、利用者に話しかけるなどコミュニケーションをとることが大切と感じた。
学校敷地外は段差も多く、路面が斜めになっているなど移動に大変不便だと思った。
車いすの利用者が、社会で安全に生活できるバリアフリーなどの環境づくりが大切だと感じた。

生徒たちは、体験をとおして福祉に関する専門的な知識・技能を習得するとともに、福祉関係への進路意識を高めました。