会津の高校生たちが、会津地域の課題に取り組み、会津を動かしていく〜ALMSが今年度もスタート!
本校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組の一つとして令和4年度に始まった、高校生による会津地域活性化プロジェクト(ALMS アルムス)が今年度も始まりました。これは、学校の垣根を超えて、会津地域の地域課題を高校生・企業自治体ともに解決し、会津地域を活性化させるというプロジェクトです。3年目の今年は、会津学鳳高校の他に、会津ザベリオ高校と会津高校の生徒も参加。そして高校生の活動を支える22の企業や団体、自治体にも参加していただきます。
高校生の会津に対する熱い思いに感動!
令和6年6月15日(土)は、第1回目の検討会議。高校生と地域の企業等との初顔合わせでした。まずは高校生から自己紹介。プロジェクト参加の理由や会津に対する思いを大人に届けてくれました。「会津の伝統を守っていきたい」「大好きな東山温泉をもっと盛り上げたい」など、会津愛あふれる高校生の言葉に参加した大人の方々はじーんときたようです。
まず、会津若松市役所観光課の根岸愛佳さんから、会津地域の課題、特に観光の視点から講話をいただきました。会津観光に訪れる人は多いように感じられます。しかし、観光客の人数は月によってばらつきがあるため、安定的な雇用が確保できないことや、他の観光地に比べて観光客が地元にお金を落としてくれないことなどが課題として挙げられました。
その後、事前に振り分けられたプロジェクトテーマのグループごとに課題テーマを決定し、課題解決の方向性を見出していきます。今年度は以下の3つのテーマでプロジェクトを進めていきます。
1 まちづくり
・生活の基盤となる仕事を活性化
・マインクラフトを使って観光地を活性化
2 ものづくり
・会津地域の特産品における商品化の提案
3 ひとづくり
・雇用、子育て、医療、スポーツ、防災などの様々な観点から、住民が住みやすいまちづくりを提案
参加している大人の皆さんも各グループに入り、高校生の意見を引き出しながらアドバイスをしてくださいました。
フィールドワーク〜実際に見て・触れて・感じる
ALMSは今後、月1回のペースで検討会議を重ねるとともに、オンラインでの情報共有も行っていきます。8月には各テーマに沿ってフィールドワークも実施します。プロジェクトのメンバーが何を見て何を感じるのか?そしてどんなプロジェクトが立ち上がるのか?
会津の高校生たちが、地域社会を動かしていくこのプロジェクト。これからの動向が楽しみです。