音楽は、国境も障がいも超えていく
国際スペシャル音楽と浩太朗展 学校交流訪問 会津若松
障がいを持ちながら国際的な活動を展開する日本、メキシコ、アメリカの音楽家(自閉症、ダウン症、左手のみのピアニストなど)10名が會津風雅堂でコンサートを開催するに当たり、前日の9月19日(木)に、本校に訪問し、本校生との交流をしました。障がいを乗り越えて活躍する方々の生き方や音楽の素晴らしさに触れることができました。
思いがけないハプニングが!
まず7校時は、中学2年生の道徳の授業での交流です。5名のアーティストが訪問する予定でした。しかし・・・
当日、新幹線が運転見合わせになり、4名が7校時に間に合わないという事態になってしまいました。そこで急遽、前日に会津入りしていた末近功也さんのピアノの独演会に変更。「ラ・カンパネラ」「ルパン3世のテーマ」など見事な演奏を披露しました。
7校時終了15分前に小柳拓人さんが到着。事前に動画撮影していた小柳さん自身のピアノ演奏に合わせてフルートでYOASOBIの「夜に駆ける」を演奏てくださいました。
最後にみんなで「翼をください」を合唱。お二人は自閉症ですが、障がいがあっても何かに熱中することで身につけられるものがある・・・二人の演奏が中学生たち一人ひとりに翼を付けてくれた、そんな素敵な時間になりました。
放課後は、本校の音楽系の3つの部活動(合唱部、器楽部、吹奏楽部)との交流会でした。遅れていた新幹線も動き出し、残りの訪問者もこの時間には間に合いました。
メキシコのデービッド・ゴンザレスさん、アメリカのチーリンはじめ国際的に活躍する音楽家の演奏に、同じく音楽を愛する高校生たちは心動かされたようです。
また、脳性マヒで23歳で他界した小林浩太朗さんのお母さんである圭子さんが、生前に浩太朗さんが残した絵や言葉を紹介してくださり、障がいの有無にかかわらず自分らしく生きることの大切さを教えてくださいました。
こちらも最後に「翼をください」を合唱。心温まる一時を過ごすことができました。