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放射線と福島の現状を知る

中学校全校生を対象に、健康教育講座「放射線に関する講話」が開催されました。(2024/11/19)
福島県環境創造センター総務企画部企画課の栁沼早希様と日本原子力研究開発機構福島研究開発部門福島研究開発拠点廃炉環境国際共同研究センター(JAEA)より飯島和毅様を講師としてお迎えし、講演をいただきました。

日本原子力研究開発機構の説明から始まり、放射線と原子力発電のしくみに関してわかりやすい説明をいただき、そして実際の原発事故と福島県がかつてのような環境を取り戻すためにという内容でお話をいただきました。

東日本大震災と原子力災害でどのような被害がったのか理解を深める生徒たち

今回の講演で、放射能や原子力に対する理解と震災・原発事故から復興の道を歩む福島県の現状に関する理解をともに深めることができました。なかでも福島地方の土壌に一般的な花崗岩に含まれる「風化黒雲母」と呼ばれる鉱物によって低濃度のセシウムが選択的に吸着されており、それによってセシウムの流出が食い止められている要因となっている点が紹介され、生徒たちは大変興味深く聞いていました。

森や川、海で放射性セシウムがどのような動きになっているのか

福島県民である生徒たちにとって、知っておかなければならない大切なことを学ぶ機会となりました。