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エバヤマザクラが満開に

本校に植樹されているエバヤマザクラが満開を迎えました。(2024/04/15)
このサクラは、山桜の一種で、通常花びらは5枚なのに対し、5枚から13枚と多様な花を咲かせます。京都の桜守であり園芸の専門家である第16代佐野藤右衛門氏により他に類のない珍しいサクラとして「ヒロシマ エバヤマザクラ」と命名されました。

第2次世界大戦中の原子爆弾による被爆を乗り越えたエバヤマザクラは、希少木であり、広島市指定天然記念物となっています。
SSHの指定を受けている広島大学附属高等学校の生徒研究チームが、住友林業の技術サポートを受け、バイオテクノロジーの手法である組織培養による増殖に成功しました。

花びらが多いのがエバヤマザクラの特徴

会津学鳳のエバヤマザクラは、この組織培養によって育てられた苗を、広島市、広島大学附属高等学校、住友林業から、本校へ寄贈いただき植樹したものです。
植樹式は、東日本大震災から5年後の2016年、広島大学付属高校と同じくSSHの指定を受けている縁で、本校福島県立磐城高校(当時SSH指定校)で行われました。

同じ頃、会津より気候の温暖な磐城高校のエバヤマザクラはすっかり葉桜に
磐城高校の平澤校長先生が写真を送ってくれました

災害や困難にも負けず、美しく花を咲かせるエバヤマザクラに、生命の尊さや生きる力、そして科学のすばらしさを感じます。