【校長室より】「住みよい社会にするために」私ができることは何だろう?
5月28日、中学校のあるクラスの時間割です。この日は午前中に熱中症対策講座、6校時には職業人講話と、外部の講師を招いての授業が続きます。
7校時の授業は、道徳の授業。中学校の先生方や前日から実習の始まった教育実習生とともに参観しました。今日の道徳のテーマは「住みよい社会に」。私たちにとっての「住みよさ」って何でしょうか?交通の便、幸せ、安心・安全など・・・生徒からはいろいろな意見が出たけれど、今日は監視カメラが導入されていたずらや犯罪が少なくなった自治体の話でした。
マナーがよく住みよい社会や学校にするためにカメラは必要か?
教科書を読んだあと、このテーマでグループで議論しました。活発な話し合いを繰り広げるグループ、上手に話し合いを進める生徒のいるグループ、それぞれの意見をそれぞれのペースで発表するグループ・・・グループによって話し合いのやり方は様々ですが、班員の意見にみんな耳を傾けているようです。
必要か、不要か?答えの先にある私たちのあるべき姿や行動とは?
議論の結果、ご覧の通り各班で様々な意見が出ました。私の印象としては「カメラは必要」という意見が多い感じ。
しかし、ここで先生は、カメラ必要派の意見に着目。
「根本的な解決にはなっていなけど」「(マナーを守らない人がいるから)しかたない」という意見があったけど、じゃあ、私たちは本当はどのように行動すべきなのでしょうか?
社会や学校を住みよいものにするために、自分たちに必要なことや大切なことは何だろう?
先生から問いを投げかけられた生徒たちは授業の後半でよりよい社会にするために自分たちができることを考えプリントにまとめていました。どんな答えを見出したのだろう?きっとみんなの答えを合わせたら、素敵なクラス、学校、そして社会ができるはずです。(もちろん、この授業で見つけた答えをしっかり実行してくださいね。)
ちなみに、このクラスの教室後方に掲げられたクラス目標。
担任の先生によると、「個性あふれるクラスメイト(こだわりスープ)と担任(愛)で世界一楽しい(おいしい)クラス(ラーメン)を作って幸せになる」という意味なのだそうです。
あったかくて味わい深い、そんなクラスの雰囲気を感じた良い時間でした。