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なりきりポスターセッション

中学校1年生国語(手塚翔斗教諭)の授業です。説明的文章の教材「『言葉』を持つ鳥、シジュウカラ」を題材に、グループで研究発表ポスターを作成しポスターセッションを行いました。(2024/10/11)

科学的な論評の内容や構成を理解しながら、研究の背景・仮説・研究の方法・研究結果・結論をフォーマットにあてはめながらポスターを作成しました。

「自然科学に関係する文章はどのような要素で構成されているのか?」を単元の問いとして、本文をもとにポスターをまとめ発表することで、科学的な評論の内容や構成を理解するという学習内容です。

ポスターセッションは、発表者と聞き手のチームワーク!
聞き手の反応や質問を引き出しながら、アドリブも入れて発表

なりきりサイエンティストポスターセッションの活動内容は以下のとおりです。
①「『言葉』を持つ鳥、シジュウカラ」を読み、構成の表を用いて仮説・仮説の検証方法・検証結果・考察&解釈についてまとめる。
②構成の表を全体で確認後、グループでGoogleスライドを用いて発表のためのポスターを作成する。
ポスターセッションを実施。発表者が本文の内容を正確に分かりやすく伝えることができているかをオーディエンス役は評価する。

発表者の良かった点など聞き手はメモを取りながら評価

手塚教諭は、高校でのSSH活動にも繋がることを意識し、研究の成果を論理的に思考し表現するための基礎を身につけさせることをねらいとしました。

Googleフォームで発表の評価と振り返りを入力

生徒の振り返りより
「ポスターの作成は、班のみんなで効率よく作成することができて良かったです。そしてこのポスターセッションを通して、自分たちが調べてことまとめたことをより正確に聞き手へ説明する力、そして時間配分、聞き手とのコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。今回二つの班の発表しか聞くことができなかったので、次のポスターセッションではよりたくさんの班の発表を聞けるように時間配分を工夫したいです。」(中学1年女子)
「今回の活動を通して発表というものは聞き手とのコミュニケーションが大切だとわかった。今までの発表は自分が相手にどれだけわかりやすく伝えられるかが大切だったが今回のポスターセッションでは聞き手にどれだけ興味を持ってもらえるかが大切になるので、相手に質問を投げかけたり、テーマについて話してみたりすることがとても大切だとわかった。」(中学1年男子)
「今回のポスターセッションを通して、対話する力を養うことができた。対話は話し手と聞き手のどちらもが意見を持って、それを話し合うことで、より良い考えを導いたり、考えを深めたりするものだとということも今回の活動を通して学ぶことができた。また、その人の立場になってみることによって、新しく気付くこともあるとわかったので、国語やさまざまな学習の際にそのような考え方も積極的に活用していきたいと思う。」(中学1年女子)