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F-REIの研究者に学ぶ「中山風穴」

 皆さん、F-REI(エフレイ)ってご存じですか?F-REIとは、福島国際研究教育機構の略称で、日本の科学技術力・産業競争力の強化を牽引し、経済成長や国民生活の向上に貢献する「創造的復興の中核拠点」を目指して、令和5年4月に国が設立した特別な法人です。浪江町に本部があり、福島発の世界的な研究が今後進んでいくことが期待されています。 

F-REIのエネルギー研究分野長から「中山風穴」について学ぶ

 令和7年2月18日、「ふくしまイノベ未来講座」(F-REI出前授業)として、F-REIのエネルギー研究分野長の矢部彰先生をお招きしました。SSコース地学班において国の天然記念物である中山風穴を研究している5人が、矢部先生の専門である熱エネルギーの観点から、風穴で発生する現象について理解を深めました。ちなみに生徒たちの研究によると、現在、中山風穴内の岩石を流れる流速が3割減少しているそうです。その原因についての矢部先生の考察についても教えていただきました。

中山風穴の研究を通して気になっていたことを矢部先生に質問します。
5人のための贅沢な講義です。
今後研究を進めていくうえで大いに参考になったようです。

 後半は、地球温暖化と人間生活についておさらいした後、持続可能な社会の実現に向けた技術開発の方向性についてお話いただきました。一つ一つの研究が積み重なると地球規模のインパクトがあることを改めて実感しました。
 F-REIの研究の一端に触れた今回の講義ですが、今後も学鳳生の研究の参考になるようなこのような機会ができることを期待します。

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