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沖縄戦を知り 平和について考える

中学2年生では、3年次に沖縄への研修旅行を予定しています。その事前学習として、沖縄戦をとおして平和を考える講演会を実施しました。(2024/09/26)

地図や写真、動画などの資料で、中学生にも分かりやすくお話しいただきました

講師としてお招きしました牛島貞満さんは、沖縄戦第32軍(沖縄守備隊)の軍司令官牛島満中将の孫にあたります。東京公立小学校の教員を退職後、「牛島満と沖縄戦」をテーマに講演活動をしています。沖縄での祖父の足跡を調べ、研究者や体験者の取材を重ねて沖縄戦で何があったのか、登場する人物の心情を考えさせながらお話しいただきました。

砲弾の破片を手に取って確かめました

講演では、当時一般住民だった安里要江さんの戦場体験からの視点と、祖父である第32軍牛島満司令官の日本軍からの視点により、悲惨な沖縄戦の状況と、それを過去の出来事として終わらせることができない現状をお話しいただきました。
当日は、約30名の保護者の皆様にも参加いただきました。

みなさんは、自分の住む街や地域が戦場になることを考えたことがありますか?
戦争を自分と関係ない過去の遠い出来事だと思っていませんか?

生徒たちは、講演会の振り返りとして「平和のために自分ができること」を次のようにまとめました。
「今回の講演で学んだことを忘れないようにし、日々、平和に暮らせている今を大切にすること。」(中学2年女子)
「周りの人のためになる行動をすることが大切だと思います。自分の周りが平和になったらすぐに世界から戦争や争いが消えるとは思っていない。けれども、1人でも多くの人が平和を意識することで世界は少しでも平和に近づくと思います。」(中学2年男子)
「私は平和のために人と人との関わりを大切にしていきたいです。人と人との対立で平和は壊れてしまうものだとおっしゃっていたので、相手を思いやって普段の生活を過ごしたいです。」(中学2年女子)

お礼の言葉を述べる代表生徒