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【校長室より】みんなの思いが一つになった野球応援

 第106回 全国高等学校野球選手権大会福島県大会。本校は1回戦(対会津農林)、2回戦(対郡山北工業)を制し、7月21日(日)に県営あづま球場で3回戦に臨みました。相手は、優勝候補の聖光学院。
 急な呼びかけにもかかわらず、高校1年生から3年生まで51名がバスで応援に行くことになりました。

バス会社さんのご厚意で窓には激励メッセージが掲げられました。

 風は少し吹き付けるものの、福島盆地の夏の暑さは猛烈。熱い戦いが予感されます。

 9時に試合スタート。聖光学院が1回表に、中前打と右翼線二塁打で2点を先制。さらに、2回表に6安打の集中打で5点を加え、会津学鳳にとって始まりから苦しい展開になりました。会津学鳳は、1、2回に得点のチャンスもありましたが得点につながりません。

会津学鳳の応援席。保護者の赤いポロシャツが圧巻。学鳳生も応援に駆け付けた卒業生や先生方も最後まで必死に応援しました。

 粘る会津学鳳は、3回から5回まで聖光学院に得点を許しません。しかし自分たちの得点をあげることはできませんでした。
 6回表にはさらに3点を追加され、合計10点を失いました。会津学鳳は試合を通じて得点を上げることができず、結果として無得点に終わりました。

 2時間弱の熱い戦いは6回コールドで終了。それでも過去最高のベスト16の結果を残しました。
 甲子園を目標に頑張ってきた3年生たち。厳しい戦いの中でも「まだ頑張れる」と声をかけ合い、最後まで戦い抜いた彼らの顔は晴れやかな表情でした。

試合終了後、球場の外に選手が挨拶に来てくれました。駆け付けた多くの学鳳応援団から大きな拍手が送られました。

 そういえば、今大会を通じて応援席にいつも飾られ選手たちを見守ってきた千羽鶴のリースがあります。このリースは3年生の保護者さん(お母さん方)が中心に作成してくださいました。野球部激励会(7/7(日)実施)で子供たちにお披露目となり、激励の意味を込めて野球部に送られたそうです。
 リースのリボンには、「有終完美」「本気で楽しく」「堅守猛攻」「報恩謝徳」。リース上部のバットに書かれた数字「5540」は「Go!!甲子園」 
 監督の思いとそれに応えようとひたむきに頑張ってきた選手の姿は、多くの人に勇気を与えてくれました。
 野球部の皆さん、いよいよ新体制ですね。先輩の思いをしっかりとつないでいってください!